書楽

バラエティ-に富んだ
書の世界

~文字の起源・硯・篆刻&書を楽しむ~
令和3年9月19日(日)~9月25日(土)

書を楽しむには、
様々な知識や技能が必要です。

そして、なんと言っても
「書を楽しむ」ことが重要です。

そこで、今回のイベントでは、
多くの市民の皆様に書に関する展示の観覧や、
講座・演習を楽しんでいただき、
書への関心を高めていただくことを目的に
開催いたします。

多くの皆様に参加していただき、
書を楽しんでいただきたいと思います。
お待ちしております。

スケジュール

Schedule|参加費無料スケジュール

1月7日13:00~15:00
講座 1楷行草隷篆かいぎょうそうれいてんの書体の歴史を学び、表現することを楽しみます
皆さんは、小学生時代から漢字を学び、特に楷書や行書には親しみがあると思いますが、実は、街中を歩いていると、看板などで草書や隷書、篆書体を散見されていることをご存知ですか。この講座では、書体の歴史を学んでいただくとともに、文字の表現する楽しさを知っていただきたいと思います。これまで何気なく見ていた文字も日常生活の中で身近に感じていただけますので、より知識が高まり小中学生は学力アップ間違いなしです。
講師
大谷青嵐大塚彩風
定員
40名

1月7日16:00~18:00
講座 2昔の村の人々の暮らしなどを古文書から紐解きます
古文書を通し、故(ふる)きを温(たず)ね新(あたら)しき知(し)りましょう。昔は、バスや車、自転車などの交通手段はなく、当然スーパーやコンビニ、病院もありませんでした。また、家には照明や冷蔵庫などの家電もない中で、村の人々はどのように知恵を絞って生活をしていたでしょうか。そして、日照りや洪水、疫病などの災害時に、いかに家族や地域の人たちの深い絆によって打ち勝ってきたかなど、現代にも通じる興味深いお話をします。
講師
松島秀夫
定員
40名
1月7日
  ~9日10:00~18:00
展示バラエティーに富んだ書の世界
~文字の起源・硯・篆刻&書を楽しむ~
他の展覧会では滅多にお目にかかれない、中國の王鐸・呉昌碩をはじめとした唐・宋・元・明・清・近代時代の著名人や、遣唐使の一員であり唐代の玄宗皇帝に仕えた日本の井真成などの真筆、墓誌碑の拓本等是非ご覧ください。同時に、蒐集家が心惹かれる端溪硯・歙州硯などの唐硯39点の実物を解説付きで展示するとともに、今から2220年程前の秦の始皇帝の武将「蒙恬」により発明されたという様々な獣毛の筆も展示します。また、福祉、園児の作品も展示しますので、多くの皆様にご覧いただければ幸いです。
1月8日10:00~12:00
演習 1絵馬に言葉を書き、干支の印を押して、素敵な作品を作ります
絵馬の云われは、古代、神様は神馬(しんめ)に乗って私たちの世界に訪れるとされ、神事においては生きた馬を献上したことから始まったようです。現代では、何かを祈願するときや、願いが叶ったお礼として、神社に奉納するとされています。今回は、大小3枚の絵馬に、皆さんが希望する願い事や好きな言葉を書き、最後に縁起の良い干支の落款を押し、オリジナルな作品を作ります。今年は良いことがありそうですね。
講師
大谷青嵐
定員
30名

1月8日13:00~15:00
演習 2篆刻I 篆刻てんこくに挑戦します 自分の希望する簡単な文字を刻します
篆刻って何だか分かりますか? 簡単に言えば石に文字を刻し、印を作ることです。作業工程ですが、今回は1.5cm角の石材の表面を平らになるようサンドペーパーなどで磨き、その石を印床という木の枠に挟み込み固定します。そして、石の表面を黒の墨液で塗った後、その上に朱墨で自分の希望する文字を鏡文字で記し、あとはお好みで白文か朱文のどちらかを印刀で彫り仕上げます。
篆刻IIに続きます。
講師
大谷青嵐
定員
30名

1月8日16:00~18:00
講座 3画竜点睛がりょうてんせいとなる落款印らっかんいん遊印ゆういんなどの印の使い方を学びます
画竜点睛(がりょうてんせい)とは、聞きなれない言葉かもしれませんが、中国の南朝の画家が、お寺の壁に描いた竜に睛(ひとみ) を入れたら、たちまち雲に乗って昇天したという故事で、物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえです。そして、落款印とは、書画を無事書き終えた事を識(みと)め款(しる)すことです。引首印や遊印、齋堂館閣印などの使い方もお教えしますので、現在書道をしている人、これから始める人必講です。
講師
大谷青嵐
定員
40名
1月9日10:00~12:00
講座 4端溪硯たんけいけんって何?蒐集家しゅうしゅうかが心惹かれる硯の面白さをお話します
硯は、石や瓦等で出来、墨を水で磨り卸す文房具というのは誰もが知るところですが、実はその存在は奥深く、産地や発掘された時代により色・形・眼・模様・硬軟・粗細などが異なり、また、蘭亭硯などの彫刻を拓本にすると見事な作品にもなります。そして、硯の箇所により墨池や墨堂(丘)等という名称もあります。滅多にお目にかかれない、講師所蔵の唐硯39点の実物をご覧いただく中でその魅力をお話します。
講師
大谷青嵐
定員
40名

1月9日13:00~15:00
演習 3暮らしの中の実用書 小筆を使って表書きにチャレンジ
皆さんは、日常生活を営む上で、大切な行事である冠婚葬祭に幾度となくご参加されていると思います。人生の節目となるお祝い事の「冠」、結婚にまつわる「婚」、葬儀にまつわる「葬」、祖先に関する儀式やお正月、お盆などの「祭」の折には「のし袋」などに名前を書きますが、バランスよく綺麗な文字が書けると良いですね。「のし袋」の種類やその用途を知るとともに、実際に書いてみます。生活に役立つと思いますよ。
講師
大塚彩風
定員
30名

1月9日16:00~18:00
講座 5小中高生も必講! 身近な漢字の起源のお話 「なるほど!」
漢字の起源は、今から3500年ほど前に殷王朝によって発明された甲骨文字と言われていますが、全ての文字には意味があり、当時の人々の観察力の鋭さや、思い、願い事などが込められた神秘的なものです。この講座では、その成り立ちを紐解いて学ぶことにより、文字の持つ意味が理解できますので、成績アップは勿論のこと、「なるほど!」と感じて、目から鱗が落ちるように知識が向上します。
講師
大谷青嵐
定員
40名
1月10日10:00~12:00
演習 4篆刻II 篆刻てんこくに挑戦します 自分の希望する簡単な文字を刻します
篆刻Iからの続きです。
白文と朱文の違いは、押印し文字が白抜きになる印が白文で、赤で表れる印が朱文となり、同じ字形や構成にしても印象は全く変わります。一般的には、姓名印は白文、雅号印は朱文で作りますが、今回の演習では、お好みにより約1.5cmの大きさの石に原則1文字を刻します。皆さんの書などに押印することで、自分の誠心誠意込めた作品であると表現できますし全体が引き締まります。
講師
大谷青嵐
定員
27名

1月10日13:00~15:00
演習 5色紙に個性豊かなお地蔵さんを描き、素敵な言葉を添え作品を作ります
お地蔵さんは、大地のように広い慈悲で、人々を包み込んでくださる菩薩様として各地域で親しまれ祭られています。背の高いお地蔵さんもいれば、笑顔で微笑んでいるお地蔵さん、怒っていたり、むっつりとしたお地蔵さんと様々です。この演習では、そんな表情をした10体の個性豊かなお地蔵さんを描き、そこに自分の好きな言葉や句、詩、歌詞、童謡などを添え作品を作ります。玄関などに飾ればご利益がありますよ。
講師
大谷青嵐
定員
27名

Workshop演習

篆刻に挑戦篆刻

篆刻てんこくに挑戦

1.5cmの大きさの石に自分の名前を刻します。
鏡文字の書き方、刀をどのようにあてるか、朱文・白文の刻すやり方などについて、講師から指導を受けながら実際に刻してみましょう。

スケジュール
演習 2:1月8日 13:00~15:00
演習 4:1月10日 10:00~12:00
お地蔵さんを描きます

お地蔵さんを描きます

いろいろな顔のお地蔵さんを描き、自分の好きな言葉を添えます。
ちょっと描くのが難しそうですが、講師の先生がリ-ドしてくださり、思った以上の作品に「いいね」となると思います。

スケジュール
演習 5:1月10日 13:00~15:00
葉書や絵馬に文字を書きます

葉書や絵馬に文字を書きます

葉書や絵馬に一字か二文字程度を書き、用意された印を押して、小さな作品を楽しく作ります。作品を玄関やお部屋に飾ると、その場の雰囲気がちょっと変わると思います。

スケジュール
演習 1:1月8日 10:00~12:00
暮らしの中の書

暮らしの中の書

慶事や弔事の折に、のし袋に名前を書きます。
のし袋の種類やその用途を知ると共に、実際に書いてみます。生活に役立つと思います。

スケジュール
演習 3:1月9日 13:00~15:00

Exhibition展示

作品展示

市内福祉施設の入所・通所者及び
保育園・幼稚園の園児の作品展示

福祉施設利用者及び園児の皆さんから応募いただきました楽しく書かれた書の作品を展示します。

イベント期間中、展示してありますのでご覧ください。

講師の所蔵品等の展示

講師の所蔵品等の展示

講師である大谷青嵐先生が所蔵しておられる硯・拓本と先生方の書の作品を展示します。

例)

  • 拓本:中国唐代、唯一の日本人「井 眞成(い しんせい)」の墓碑の拓本 等
  • 硯:書聖 王羲之の蘭亭図の硯 等

dater & instructor講師紹介

大谷 青嵐
メイン講師
書道家
大谷 青嵐
書画・篆刻・刻字と幅広い知識と技能を持った書道家
作品を中国及び県内の寺社に奉納
「文字の起源」の研究家、多くの研修会・講習会で講師
訪中134回、中国との交流に尽力
中国蘇州寒山寺書画院顧問
大塚 彩風
講師
書道家
大塚 彩風

書道全般に幅広い知識と技能を持つ書道家
浜松市と磐田市で書道教室開催
浜松学芸中・高等学校非常勤講師 等

松島 秀夫
講師古文書インスト
ラクター
松島 秀夫

社会保険センタ-カルチャ-講座講師
笠井協働センタ-文化講座講師
浜松市立豊西小学校学習支援講師
浜松市史編さん調査協力員を務めた

書道

Venue会場

クリエート浜松
3階 ギャラリー31・4階 特別会議室浜松市早馬町2-1
P近くに有料駐車場有り

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